挫折しないプログラム勉強法を身に付ける!プログラミング初心者が「つまづきやすい学習ポイント」とは?

プログラミングを学び始めて初心者が学習に「つまづいてしまうポイント」というのはいくつかありますが、多くの人が同じところでつまづいてしまう「つまづきやすい学習ポイント」とはどのようなものでしょうか。

「プログラミングをなぜ難しく感じるのか?

ということも含めて、今後プログラムを学ぼうと思われている方が、つまづかない学習方法についてお話してきたいと思います。

特にお仕事などでプログラムを書く必要に迫られている人には役立つ内容になっているのではないかと思います。

プログラム学習で「つまづくポイント」と攻略法とは?

プログラミングでつまづきやすいポイントは概ね言うと2つほどあります。

「たった2つ?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その2つが奥深く「難解」と感じる部分でもあります。

プログラムにはどんな言語でも「共通している考え方」が存在します。

この部分を理解できると、どんなプログラム言語を学ぶにしてもかなり学び易くなるのですが、この2つが大きな壁になっていることも事実。

では、その2つの「壁」について見ていきましょう。

制御構文

さまざまな処理を行う中で、「処理の流れ」を決定していくものが「制御構文」です。

制御構文の中にも種類があり、

  • 逐次処理
  • 分岐処理
  • 繰り返し処理

の3つに分けることができます。

「この処理を何回か繰り返す」とか「この条件の場合はこちらの処理を行う」などのようにプログラムの実行順序を決定していくものなのですが、処理の順序を考えていくときにポイントがあります。

初めて制御構文を学ぶ際は「処理の流れを書き出してみること」です。

アタマの中で制御構文の内容を考えていってしまうと、1つ2つの処理はできるのですが、処理数が増えていった時に「混乱」してしまって難しさを感じてしまう人がいます。

そのため、まだ考えて方に慣れていない初期段階では「書き出す」ことで、処理の流れを整理してあげる必要があるのです。

複雑なプログラムをアタマの中だけで考えて書いていこうとするのは、「構造が複雑な住宅を設計図無しで建築するようなもの」です。

それとなく完成できたとしても、中身は煩雑でその場だけを取り繕ったようなプログラムになってしまうことにもなりかねません。

まず、処理の流れを書き出して、書き出した内容を見ながらプログラムを書いていくことで、アタマの中も整理されて、見通しの良いスマートなプログラムを書くことができるようになります。

新しいプログラムを作る時には、まず「設計図を作る」ことから始めていきましょう。

オブジェクト指向

次につまづきやすいポイントが「オブジェクト指向」と呼ばれるプログラミングの考え方です。

先ほどは、「プログラムの処理の流れを設計図にする」ということをお話してきましたが、オブジェクト指向は「プログラムの中で使う部品の設計図をプログラムの中で書く」という作業になるため、初心者が混乱してしまいやすい原因になってしまっています。

特に、規模の大きなシステムを開発する際にはオブジェクト指向は欠かせない存在となるため、オブジェクト指向を理解していることは必須となってきます。

オブジェクト指向について学ぶ時に大切なことは、「現実の世界と対比しながら考えていくこと」です。

初めは、「現実世界をプログラムの中で実現するとこうなる」という感覚を掴んでいくことが大切ですので、事例を数多く見ながら、自分でクラスを作ってみる練習を始めてみること等が大切です。

理論は後付けでいいので、まず「実例に慣れる」ということからオブジェクト指向の学習を始めてみましょう。

プログラミング学習の先にあるもの

プログラムを学び始めたころは、

「プログラムを勉強しても、将来何の役に立つの?」

と思うこともあるかもしれませんが、小学生からプログラミングを学ぶことが必修化されることもあり、「子供にプログラミングを教えられる」というホームティーチャーになることもできます。

子供の勉強用のアプリを作ってあげることができると、子供から尊敬されたり、友人と一緒にオリジナルのアプリケーションを作るなど、日常生活の中でできることが広がっていきます。

IT分野の起業も増えていることもあり、将来は独自のITサービスを作り事業を行うこともできます。

プログラムの仕組みを知り、日常生活の中でプログラムがどう役立っていくのかを考えていくことで、自分自身の生活や他の人たちも生活も豊かにしていく方法が浮かぶかもしれません。

「プログラムを学ぶことは、自分の可能性を拡げること

そう考えていくと、プログラミング学習をより楽しみながら行うことができるのではないでしょうか。

「IoT(Internet Of Things)」という言葉も使われはじめ、システムとモノがより密接に結びついていく時代に、プログラミングは全国民が学んでいくべきものと認識されるようになってきています。

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