「大雑把」なプログラミングが開発作業を妨げる理由とは?

プログラムを書いていて、「あれ?さっきエラーを解決したのに、また連鎖的にエラーが出てくる」という経験がある人も多いのではないでしょうか?

プログラムは一字一句間違えないように気をつけないと、変数の名前が1文字違うだけでもエラーが出てしまいます。

「大雑把」にプログラムを書くとこういう状況になりやすくなります。

それでは、どのようにプログラムを書いていけばいいのかをお話していきましょう。

エラーを減らすプログラミングの「コツ」とは?

バグ(プログラムの不具合)を極力作らないようにするためには、早い段階で「プログラムのテスト」をしていくことです。

以前に書いた「動くコード」を再利用する場合は、動くことがある程度保証されていますが、「自分で一から書いたコード」は動く保証が無いため、「プログラムを細かくテストをしていくこと」がバグをたくさん埋め込まないためのポイントです。

一番やってはいけないことは「ざっくり」プログラムをたくさん書いて、後からテストを行うこと。

一つ一つプログラムを書いてテストしていかないと、すぐに見つかるバグがどこにあるかわからなくなってしまい、バグを見つけることに時間がかかってしまいます。

バグ探しに1〜2日も悩み続けるなんて嫌ですよね?

限られた開発時間もどんどんなくなってしまい、精神も疲弊してしまいます。

特にエラーは出ないけれど、「なぜか動作がおかしい」とか「出力値が意図しない結果になる」と言ったケースでは、バグを見つけるのにさらに多くの時間を費やしてしまうことになります。

プログラマに求められるのは「バグが無いプログラム」ですが、「開発作業の効率化」も同時に求められます。

極力エラーを早期に発見し解決していくことが、「開発作業の効率化」に繋がっていきますので、プログラムを書く際は意識をしてみてはいかがでしょうか。

「大雑把」な人がプログラマに向かない理由とは?

「プログラムを書く」ということは、「高度な知的生産作業」に従事することになります。

「正確性・精緻性」が求められる職業でもあり、それゆえ「専門技術職」と呼ばれています。

そのため、基本的には「大雑把なプログラミング」は厳禁なのですが、プロでも疲労が蓄積しプログラムに「荒さ」が出てしまうケースもあります。

プログラミングは「セルフメンタルのケア」も大切な職業でもあり、1時間集中してプログラムを書き、少し休憩を入れて、「思考をリセットする」など、「ブレインリフレッシュ」も不可欠です。

プログラミングは全世界の「共通言語」なので、何かわからないことが出てきた時には「インターネット」を解決してさまざまな情報を得ることができますが、「日本語の情報」だけでは解決できないことも数多くあります。

その際に「英語」も理解できるようになっていると、「英語の情報」も自分の情報源になるため、「問題解決の源泉」が増えていくことになります。

プログラミングは「プログラムを書く能力だけが必要なわけではない」ということを意識しながら、日々さまざまな鍛錬を積んでいくことが大切です。

そういう意味では「日々コツコツとストイックに学習を続けられる人」がプログラマに向いているのではないでしょうか。

しかし、現代の経営者は「プログラマにも新規事業創造を求める」風潮があり、プログラム以外の能力も要求されるようになってきていますので、社会情勢や最新の技術動向などについての知識習得も必要とされてきています。

プログラマとして働き続けることの「壁」とは?

「自分はプログラマに向いているのだろうか?」と思ったり、「このままでのスキルで大丈夫なのか?」と不安に思われる方もいるのではないでしょうか。

「ずっとプログラマとして活躍したい!」と思っていても、就業先企業からは「マネージャーをやってもらいたい」と本来やりたくないことを指示されるケースも多く、「プログラマ」として活躍し続けることは困難になってきているのも事実です。

今後、プログラマ人口は増えると想定されていますので、プログラミングができるというだけでは、「プログラムを書き続けること」は、あまり現実的では無いとも言えますが、自分でやりたいことを決められるようになるためには、「起業する」という選択肢があります。

フリーランスとして活躍しているプログラマも多く「自分でやりたいことができる」環境を手に入れている人たちも数多くいますので、お客さんの信頼を得て、「好きなプログラミングに没頭できる人生」を手にいれることもできますが、「本当にプログラミングが好き」でないと続けることは難しいでしょう。

普段のプログラミング人生の中で、「本当にプログラミングを続けたいのか?」を自問しながら、「自分に合ったプログラミングとの付き合い方」を考えていきたいものです。

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