ゲームエンジンについて勉強しよう!

ゲームを作る際に、一から必要な機能を作るのは非効率です。

キャラクターの移動とか衝突判定とか、ゲームに必要な機能はおおよそ似たようなものになりやすく、これらの機能を用意してくれている「ゲームエンジン」を使うことで、ゲーム本来の機能開発に注力することができるようになります。

さまざまな「ゲームエンジン」

ゲームエンジンは、ゲーム開発を汎用化させ、ゲームの基本機能をパッケージにしたシステムのことですが、機能のみならず、開発環境も提供してくれるところが、「フレームワーク・ライブラリ」にはあまり無い部分でもあります。

それでは、さまざまなゲームエンジンについて見ていきましょう。

Unreal Engine

ゲームエンジンの中でも、約20年近い歴史のある「老舗」感のあるゲームエンジンが「Unreal Engine」です。

さまざまなゲームプラットフォームで動作し、高速に動作することができるため、商用ベースのゲームでも数多く利用されています。

2015年からは月々のサブスクリプションが無くなり、ゲームの売上高からロイヤリティを受け取る仕組みとなっているため、パーソナルベースで利用したい人には使いやすくなったと言えます。

しかし、「Unreal Engine」自体が中級〜上級者向けのため、何らかのゲーム開発経験を持った人であれば、すぐに使い慣れるのではないでしょうか。

と言っても「ブループリント」などのヴィジュアルベースのゲーム開発が行える環境が整っているため、プログラミングを行う負担を軽減する仕組みが採用されています。

→「Unreal Engine」

unity

「Unity」は、2005年に発表されたゲームエンジンで、ビギナーの方でも操作しやすいため、ユーザーが増加し、知名度も高くなってきました。

UnityScript・C#言語などでゲーム開発を行うことができ、Unity Personalは全て無料で利用することができます。

10年以上の歴史を持つゲームエンジンで、近年隆盛を見せている「AR/VR」などの開発を行うこともできます。

→「【Unity2017対応】Google Cardboardで始めるVR開発入門 - おもちゃラボ」

プログラムを書く部分というのはあまり無く、ほとんどが、 GUI操作だけで作れてしまうのでも、ゲームエンジンを使うことのメリットです。

大規模なゲーム開発では、チームで開発することになりますが、あまりプログラムに依存してしまうと、デザイナーなど、プログラマ以外の人が内容を理解しづらいという状態になってしまいます。

最近では、「ヴィジュアルプログラミング」と呼ばれる、プログラム部品を配置していくことで、オブジェクトの動作を定義することができるスタイルも増えてきています。

このようにすることで、デザイナー・プランナーなどのプログラマ以外の人も直感的に何を設定しているのを把握することができるでしょう。

ゲーム開発に限らず、他の人と協働する際にそれぞれの仕事の内容ができる限り可視化することで、進捗状況や内容を共有しやすくなりますので、これらの機能に関してもゲームエンジンを選ぶ判断基準の一つになるのではないでしょうか。

→「Unity」

その他のゲームエンジン

その他にも数多くのゲームエンジンがありますが、現在、日本では、「Unity」「Unreal Engine1」のシェアが非常に大きく、ゲームメーカーが社内用に開発しているものなどもありますが、一般には公開されていません。

私たちが使えるゲームエンジンには、他にも

  • 3D Game Studio
  • Cry Engine
  • OROCHI
  • Phyre Engine

などがあります。

ゲームエンジンの使い方を学ぶことで、私たちが新しいゲームを作る際に、自分のアイデアを実現する「心強いツール」となってくれるのではないでしょうか。

ゲームエンジンの学び方

Unityを例に、どのようにゲームエンジンの使い方を学んでいけば良いのかをご説明していきたいと思います。

インターネット上には、さまざまな「Unity」についての情報があります。

一番頼りになる情報源は、下記サイトです。

→「Unity - マニュアル: Unity 入門」

このサイトを一読すれば、どのようにゲームを作っていくのかを一通り学ぶことができます。

ただし、「マニュアル」とある通り「チュートリアル」のような学びやすい構成にはなっていません。

Unityの「チュートリアル」で実際に簡単ゲームを作りながら学びたい方は下記のURLから学びましょう。

Unityに関する書籍も多数発売されていて、さまざまなトピックについて学ぶことができます。

本やドキュメントを読むだけではわかりづらいという方は、プログラミングスクールでも「Unity」の使い方を教えてくれるところもあります。

例えば、プログラミングスクール「TECHAcademy」では、さまざまなゲームアプリを作りながら「Unity」の使い方について学ぶことができ、パーソナルメンターが付いてくれるなど、メンターのサポートを受けながら学習していくことができます。

さまざまな学び方がありますが、かかる費用や時間も考慮しながら、自分に合った学習方法を探していきましょう。

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